小糸製作所、宮城県名取市に工場用地取得
2023年9月1日
小糸製作所は8月31日、宮城県名取市に工場建設用地を取得すると発表した。
現在、国内における自動車照明器の生産は、静岡県内の3工場(静岡・榛原・相良工場)と小糸九州(株)(佐賀県)で行っているが、東北地方における自動車生産への対応、東北地方復興、加えて災害に対するリスク分散の観点から、新工場を建設することでQCD(品質・コスト・物流)の更なる向上を図り、競争力強化・受注拡大を目指す。
新工場は、得意先へのアクセスや労働力確保等を考慮し、宮城県名取市の愛島台に建設する。生産開始は2027年3月期中を予定しており、自動車用ヘッドランプ・リアコンビネーションランプを各年間50万台生産する計画。
また、自動化設備とデジタル技術を活用して高効率な工場とし、カーボンニュートラルな工場を目指す。新工場は、同社グループのモデル工場として位置づけられ、投資規模の詳細については現在検討中だとしている。
■ 新工場概要
所在地:宮城県名取市愛島台(愛島西部工業団地内)※仙台市より南に約15㎞
用地面積:約78,000㎡
事業内容:自動車照明器の製造・販売
生産能力:自動車用ヘッドランプ 50万台/年
:リアコンビネーションランプ 50万台/年
生産開始予定:2027年3月期