Rapidus、千歳市の新工場「IIM-1」が起工
2023年9月4日
Rapidusは1日、北海道千歳市の工業団地「千歳美々ワールド」で最先端半導体の開発と生産を行う「IIM-1」の起工式を行ったと発表した。
IIM-1は、国内初となる2ナノメートル(nm)以下の最先端ロジック半導体を製造する施設で、今月から工事を開始する。
Rapidusは現在、並行して世界最先端の半導体研究拠点の一つである米国ニューヨーク州のAlbany Nanotech Complexに研究員を派遣し、IBMとの協働により、2nmのロジック半導体生産に関する技術開発を進めている。
また、imec(半導体プロセス分野を中心に技術開発を手掛けるベルギーの研究機関)で、最先端半導体の生産に不可欠なEUV露光装置の技術を習得する予定。こうした技術を活用し、IIM-1で2025年4月にパイロットラインを稼働し、2027年の量産開始を予定している。
■ 新工場概要
所在地:北海道千歳市(千歳美々ワールド)
生産品目: 最先端ロジック半導体(2nm以下)
起工式:2023年9月1日
パイロットライン稼働予定:2025年4月
量産開始予定:2027年