守谷輸送機工業、宇都宮工場を増改築
2023年9月20日
守谷輸送機工業は19日、生産能力の拡大と外注費の削減等を目的に宇都宮工場を増改築し、生産設備を導入すると発表した。
同社の主力製品である荷物用エレベーターは、物流センターや倉庫、生産拠点、研究施設などの建築棟数の伸長に伴い、受注増が続いている。好調な需要に対応するため、現状500台の生産能力を2027年3月期までに600台に増強することとし、鳥浜工場新設と新工場建設の計画を進めている。このうち鳥浜工場については、横浜市金沢区の既取得土地での建築工事が完了し、今年8月21日に「鳥浜製品管理センター」として稼働している。
一方新工場は、2024年9月の稼働を目標に検討を進めているが、今回、宇都宮工場で新建屋の増築、既存建屋・設備の改修・撤去、生産設備の導入等を行う。宇都宮工場の増改築により600台の生産体制が整うが、更なるコストダウンのため、引き続き生産工程の内製化を進めていく方針。
■ 設備投資概要
所在地:栃木県宇都宮市平出工業団地31-8(宇都宮工場)
投資予定額:2億1500万円
資金手当:自己資金
目的:板金、製罐組立の能力増強
工期:2024年4月~2024年9月