日本発条、長野県駒ヶ根市に新工場/100億円投資
2023年9月29日
日本発条は28日、駒ヶ根工場(長野県駒ヶ根市)隣接地に新工場を建設すると発表した。
自動車電動化の需要は年々増加する見通しであり、金属基板に搭載した半導体を用いた制御もこれに比例して需要拡大が見込まれている。こうした金属基板に関する市場拡大に対応するため、現在の工場隣接地に約100億円を投じて新工場棟を建設する。
今回の設備増強により、現時点で確定している受注増への対応を図ると共に、今後の更なる需要増については、改めて追加の設備投資を検討する。
同社は、2021年8月と2022年8月に既存生産棟の生産設備を刷新する設備投資を、また2022年9月にマレーシアでの金属基板生産能力の増強を公表しているが、今回の駒ケ根工場の新生産棟建設により、グローバル生産能力は2021年度実績に対して約2.5倍近くまで向上する。
■ 新工場概要
対象工場:産機生産本部 駒ヶ根工場
所在地:長野県駒ヶ根市赤穂1170-1
投資額:約100億円(現工場への設備投資分を含む)
(今後の投資も含め2021年からの投資総額は約200億円を予定)
新生産棟の床面積:約1.3万㎡
生産品目:金属基板(カーエレクトロニクス用ほか)
着工予定:2024年10月
稼働予定:2026年5月