住友商事、北米で車軸加工事業へ進出
2016年4月11日
住友商事(東京都中央区)は4月6日、米州住友商事と、鉄道用車輪・車軸メンテナンス会社のGreenbrier Rail Services(以下GRS社)は共同で、北米における車軸加工事業の新会社GBSummit, LLCを設立する契約を締結したと発表した。
GRS社は、貨車製造・リース・メンテナンス企業のGreenbrier Group(グリーンブライヤーグループ)傘下にあり、全米9か所に工場を有し、車輪・車軸メンテナンス事業において高いシェアを占める企業。
新会社は、GRS社が保有する工場の一つであるカリフォリニア州の車輪・車軸メンテナンス工場の隣接地に、車軸加工工場を2016年4月に新設、2016年9月より操業を開始する予定。
同社グループは、鉄道関連事業をコア事業の一つに位置付けており、車両用品・軌道関連部材、鉄道システムの販売及び事業投資を積極的に推進してきた。北米では長期にわたり車輪・車軸を供給しており、2011年には新日鐵住金と車輪・車軸メーカーのStandard Steel(スタンダードスティール)社を買収し、現地での販売網を獲得。
長年の顧客であるGRS社と共に車輪・車軸のサプライチェーンにおける領域拡大・販路拡充を狙い、今後も鉄道輸送需要の伸長が期待される米国西海岸地域にて車軸加工事業に進出するとしている。
■ 新工場概要
会社名:GBSummit, LLC
所在地:米国 カルフォルニア州
事業内容:鉄道用車軸加工事業
設立:2016年4月
操業予定:2016年9月