NTN、和歌山県橋本市の新工場が本格稼働
2023年10月19日
NTNは18日、ベアリングの新たな生産拠点として和歌山県橋本市に設立した和歌山製作所が本格稼働を開始したと発表した。
今後は、国内におけるボールベアリングの主力工場のひとつとして、高付加価値商品の生産を通じて需要の増加が見込まれるEVに対応するとともに、供給力の強化による補修事業の販売拡大に取り組む。
和歌山製作所は、スマートファクトリの実践工場として「整流化」「自動化・自律化」「ハイレスポンス」の実現を目指す。現在は、在庫など各種データの「見える化」や無人搬送車などによる工程間搬送の自動化、自動倉庫からの出庫データを用いた生産計画の自動生成など省人化や自動化により、生産効率の向上に取り組んでいる。
さらに、環境にも優しい工場としてCO2フリー電力を100%採用するほか、電熱式熱処理の採用、敷地内に設置した「N3エヌキューブ」や「NTNグリーンパワーステーション」による太陽光パネルや風車から発電した再生可能エネルギーの活用など、積極的にCO2削減の取り組みも進めている。
■ 新工場概要
名称:NTN株式会社 産業機械事業本部 和歌山製作所
愛称:NTN STAR WORKS WAKAYAMA
所在地:和歌山県橋本市
敷地面積:約109,100㎡
延床面積:約60,100㎡
従業員数:383人(2023年10月時点) ※河内長野市の拠点勤務者(209名)含む
事業内容:ベアリング(軸受)、ベアリングユニットの製造
竣工:2019年10月
落成式:2023年10月12日