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アルファーダイヤモンド工業、秋田県美郷町の新研究開発棟が稼働開始

2016年4月11日

 レンズなどの加工用砥石・砥粒、部材の製造販売を行うアルファーダイヤモンド工業(東京都足立区)は秋田県仙北郡美郷町に建設を進めていた新研究開発棟が完成し、4月より稼働開始する。

 同社は秋田県内の多数の光学部品企業と取引があり、アジアを中心とした海外にも拡販。輸出が売上の約5割を占める。

 また、新素材の導入など顧客の多様化していくニーズに的確に対応し、高品質・高付加価値型の製品開発・供給を行っており、技術力・開発力には高い評価を得ている。

 近年のレンズ製造業界において、新素材の導入や、加工技術の向上により、レンズ加工用砥石・砥粒についても要望が高度化・多様化していることから、新技術・新製品の研究開発とその体制構築が急務となっていた。

 県によると、同社は、以前から美郷町に連携してきた企業があり、また、県南地域には顧客の光学部品企業が集積していることから、顧客の使用環境・条件にあわせた開発を行うため、今回の新設を決めたという。

■ 新研究開発棟概要

所在地:秋田県仙北郡美郷町金沢字向小屋128-3
投資額:約5,000万円
敷地面積:約500㎡
建物面積:約200㎡
従業員:4名(3年後には10名を予定)
事業内容:レンズ等加工用材料・システムの研究開発
着工:2015年12月
稼働開始:2016年4月

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