ユーラスエナジー、オランダにグリーン水素製造設備
2023年10月26日
ユーラスエナジーホールディングスは13日、海外子会社であるユーラスエナジーヨーロッパ(Eurus Energy Europe B.V. 本社:オランダ)がグリーン水素製造設備を建設すると発表した。
事業は、オランダフローニンゲン州の化学工業団地でグリーン水素を供給するため、最大容量20,000kWの水電解装置を建設する事業についての許認可を取得した。今後、詳細設計・調達を経て2024年に事業化の判断を行い、商業運転の開始は2025年を予定している。
隣接する同社グループの風力発電所Windpark Mondriaan(規模:38,700kW)からグリーン電力を供給し、工業団地の立地企業向けにグリーン水素を製造する予定。また、水電解装置の運転による配電網の混雑緩和効果も期待されている。
完工時には、オランダにおける大規模なグリーン水素製造事業としては先行事例の1つとなる予定。再生可能エネルギーの多様性に富んだ活用を目指す同社グループは、同事業を皮切りに世界各地でグリーン水素製造事業を展開するため、今後も事業開発を進めるとしている。
■ 設備投資概要
案件名:Oosterhorn Hydrogen Project(オーステルホルン水素製造事業(仮称))
所在地:オランダ フローニンゲン州 Chemie Park Delfzijl内
設備規模:最大20,000kW
電解装置メーカー:未定
商業運転開始予定:2025年