倉敷紡績は1日、化成品事業部が建設用地を取得していた熊本事業所（熊本県菊池市）で、新棟建設工事に着手したと発表した。

　熊本事業所では、2012年から半導体製造装置に使用される高機能樹脂加工品の生産・開発・営業を行っている。
今後も継続的な成長が見込まれる半導体市場での需要に対応するための新棟の建設予定地として、2022年8月に隣接している土地を取得していた。

　今回、約31億円を投じて新棟を建設し、生産能力と開発体制を現状の2倍以上に増強する。新棟は「クリーン化」「自動化、省人化」「先進技術、新規ビジネス対応」の3つを実現させる設計としており、今後、市場のさらなる拡大が見込まれる半導体業界で、事業規模を拡大するために柔軟に対応できる体制を整備する。