工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

イートアンドフーズ、関東第三工場で生産ライン増設

2023年11月7日

イートアンドフーズは6日、関東第三工場(群馬県邑楽郡板倉町)に、餃子・焼売の生産ラインを増設すると発表した。

 2023年1月から稼働を開始した関東第三工場は、日本最大最速級の餃子製造工場。主力商品である「大阪王将 羽根つき餃子」の製造ラインを設置し、生産量は以前の1.5倍に増加。内食需要の拡大に備え、関東工場では生産体制を拡大してきたが、更なる需要拡大に対応するため、関東第三工場に餃子と焼売の生産ラインを増設する。

 新ラインは、羽根つき餃子を製造している既存エリアに設けられ、ハイブリッド式ラインとして羽根つき餃子と「大阪王将 たれつき肉焼売」の2つの製品を切り替えながら生産する。これにより、羽根つき餃子の生産能力を拡大し、発売以降品薄状態が続いている、たれつき肉焼売の生産も増強する計画。

 羽根つき餃子の月間生産量は全体で約116%増加し、同様にたれつき肉焼売の最大生産量も月間約200%増強可能。また、製造工程や包装工程の変更や刷新にも適応可能で、新技術を導入して高品質と安全性を追求し、同時に低コスト運営を目指す。また、自然冷媒を用いたスパイラルフリーザーを導入し、100%省エネ型自然冷媒の冷凍冷蔵設備を使用して、温室効果ガス削減を追求する。

 関東第三工場は、最大で5つのラインの導入が可能。新ライン増設後、残りのエリアでは新カテゴリーの生産を検討している。

■ 設備投資概要

名称:関東第三工場
所在地:群馬県邑楽郡板倉町泉野二丁目41番13他
製造ライン増設に係る投資総額:約7億円(自然冷媒冷凍機補助金額分含む)
主な生産品目:羽根つき餃子、たれつき肉焼売の製造
本ライン増設後第三工場の生産能力:約1,000t/月(羽根つき餃子に換算した場合)
稼働開始予定:2024年3月

このエントリーをはてなブックマークに追加