三菱商事ライフサイエンスは15日、生産子会社である興人ライフサイエンスの発酵製品の生産能力増強工事を完工したと発表した。

　佐伯工場は、三菱商事ライフサイエンス発酵事業の中核となる開発・生産拠点であり、過去約70年にわたり、食品・健康食品・医薬品・化粧品等、様々な業界の顧客に対して、高品質で付加価値の高い発酵製品を提供してきた。

　昨今の食の安全、健康、高齢化、サステナブルな社会の実現に対する意識の高まりといった社会変化を背景とした同社製品の需要拡大に対し、佐伯工場の生産能力増強を決定。2021年8月に東芝プラントシステム（株）と工事等請負契約を締結し、工事を進めてきた。今回の工事完工により、佐伯工場主力製品の生産能力は年間約1,000MTに増強される。