三井化学、岩国大竹工場のPETプラント停止
2023年11月28日
三井化学は21日、山口県玖珂郡の岩国大竹工場のポリエチレンテレフタレート(以下:PET)プラントを2024年10月に停止すると発表した。
岩国大竹工場では、1984年にPET樹脂の生産を開始し、国内の飲料用PETボトル需要の伸長と共に同社のPET事業も順調に拡大していたが、2013年以降は安価海外品の輸入拡大とバージン樹脂を必要としない再生PETボトル需要が増加し、PETプラントは低稼働となっていた。
同社は、あらゆる合理化に取り組んできたが、国内でPET樹脂生産を維持するための収益確保が困難と判断し、PETプラントの停止を決定した。
■ PETプラント概要
所在地:山口県玖珂郡和木町(岩国大竹工場内)
対象製品:ポリエチレンテレフタレート(PET)製造設備
生産能力:145千トン/年
プラント停止時期予定:2024年10月