アサヒビール、国内2工場に太陽光発電設備導入
アサヒグループジャパンは11月30日、アサヒビール茨城工場(茨城県守谷市)と吹田工場(大阪府吹田市)へPPAモデルによる太陽光発電設備を導入したと発表した。
両工場内に太陽光発電設備を設置することで、アサヒビールの全工場における再生可能エネルギーの使用率は約38%に向上する。工場内で発電することで工場内における再生可能エネルギーの使用率向上を図るとともに、電力の安定供給に取り組む。
茨城工場では、倉庫の屋上などに太陽光パネルを4,820枚設置する。総パネル設置範囲面積は12,600㎡、発電見込み量は年間3,041MWh、発電設備パネル容量は2,651kW。これまで茨城工場では、2019年に太陽光発電設備を導入していることに加え、電力会社を通じて再生可能エネルギー発電所などで発電された環境価値(トラッキング付非化石証書など)が付与された電力を購入していた。今回の設備導入により、茨城工場内の太陽光による発電見込み量は増え、これまで同工場が外部から調達していた再エネ電力の約45%に相当する。
吹田工場では、製造施設屋上に太陽光パネルを2,410枚設置する。総パネル設置範囲面積は11,166㎡、発電見込み量は年間1,638MWh、発電設備パネル容量は約1,315kW。これまで吹田工場では、電力会社を通じて再生可能エネルギー発電所などで発電された環境価値が付与された電力を購入していた。今回の設備導入により、吹田工場内の太陽光による発電見込み量は、これまで同工場が外部から調達していた再エネ電力の約16%に相当する。
■ 発電設備概要
【茨城工場】
所在地:茨城県守谷市緑1丁目1−28
太陽光パネル:4,820枚設置
総パネル設置範囲面積:12,600㎡
発電見込み量:3,041MWh/年
発電設備パネル容量:2,651kW
本格稼働開始:2023年11月下旬
【吹田工場】
所在地:大阪府吹田市西の庄町1-45
太陽光パネル:2,410枚設置
総パネル設置範囲面積:11,166㎡
発電見込み量:1,638MWh/年
発電設備パネル容量:約1,315kW
本格稼働開始:2023年11月下旬