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YKK AP、黒部市のR&Dセンターが開所

2016年4月18日

 YKK APは4月12日、富山県黒部荻生製造所内に建設した「YKK AP R&Dセンター」の開設式を行ったと発表した。

 同施設は、YKK APの技術の集積地として、技術者や研究者370人が勤務し、専門分野の研究・知識を深耕し高品質なモノづくりを実践する施設。研究・開発・検証・試験の機能を一か所に集結し、商品開発力を強化する。年間約3,000名の来訪者を想定し、国内外の技術者・有識者に対し、技術をベースにした価値提案を行う。

 また、技術の総本山のシンボルとして、アルミのシルバーとクリアなファサードが特徴。外装は、温熱環境に配慮したダブルスキンカーテンウォールシステムで、ダブルスキンの内側には樹脂窓「APW330」の引違い窓を採用し断熱性能を向上させた。

 オフィス空間のハイサイドライト部には、自然換気窓「バランスウェイ」を採用し、効率的な自然換気システムと自然光を取り込むといった、環境に配慮した商品が使われている。これらの効果により、通常のオフィスの約50%の一次エネルギー削減を見込んでいる。

■ R&Dセンター概要

名称:YKK AP R&Dセンター
所在地:富山県黒部市荻生1番地
投資額:35億円(外構含む)
延床面積:12,549㎡
建物高さ:13.4m
階数:地上2階
構造:SRC造、S造
従業員数:370名(中央研究所、開発本部、生産技術部等)
設計・監理:日本設計
施工:大林組
着工:2015年3月
完工:2015年12月
開設日:2016年4月12日

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