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パナソニック、マレーシアのR&D新棟が稼働

2023年12月12日

パナソニック空質空調社は8日、マレーシアのパナソニックAPエアコンR&Dマレーシア(以下:PAPARADMY)に建設した新棟を稼働させたと発表した。

 ASEANでは人口増加に伴い、ビルなどの大型物件の建設が進み、業務用空調需要が堅調に推移している。また、グローバルでは省エネ性能の高いヒートポンプ技術を使った空調やヒートポンプ式給湯暖房機、業務用領域における「水循環型空調」の市場が拡大している。こうした環境下、R&D新棟を稼働させ、研究開発を強化する新棟は現在あるPAPARADMYの実験と執務棟の建屋に隣接し、3階建てで延床面積10,900㎡になる。3階には将来の増員に備えたオフィスを構え、1階から2階は様々な実験室を設置した。

 同社はこれまで、ヒートポンプ式給湯暖房機や水循環型空調などの水を使う機器の計測は外部機関で行ってきた。今回、同社初となる水の給排水設備を備えた半無響電波暗室を設けることで、社内で迅速に検証できる体制を整える。現在の建屋に加えて実験室規模で約1.6倍に拡大し、開発スピードを加速させる。

■ 研究棟概要

所在地:マレーシア(Lot 2, Persiaran Tengku Ampuan, Section 21, Shah Alam, Selangor Darul Ehsan, Malaysia.)
延床面積:10,900㎡
構造:3階建て

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