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三井化学、名古屋工場内に研究開発棟

2023年12月13日

三井化学は11日、名古屋工場内に新たな研究開発拠点となる「クリエイティブインテグレーションラボ」を開設すると発表した。

 新棟では、半導体・実装関連研究部署間がシームレスに連携する研究環境や関連評価設備を集約することで、同領域における顧客との共創によるソリューション提案力を強化する。併せて、関連研究部署の一体運営による問題解決能力向上や人材の育成を推進する。

 具体的には、クリーンルーム、ドラフト室、信頼性試験室、恒温恒湿室を設置し、プロセス評価、性能評価、信頼性評価設備などを集約・拡充することで、顧客と試作・評価する場を提供する。

 施設内の共創棟は、顧客と研究者間のコミュニケーションの場と位置付ける。他拠点とも連携して共創に取り組むため、ICTテストフィールドでの試作にバーチャルで立ち会うことができる高速通信設備や、専門的な技術プレゼン(学会、展示会等)を共有できるデジタルプレゼンシステムなどを導入する予定。

■ 新棟概要

名称:クリエイティブインテグレーションラボ™(英語表記:Creative Integration Lab.™)
所在地:愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1(三井化学名古屋工場)
投資額:約30億円
着工:2023年2月
竣工予定:2024年5月

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