ハイテック・システムズ、秋田市に技術棟建設
2023年12月19日
秋田県は12日、中古半導体製造装置、FPD製造装置の買取販売を行うハイテック・システムズ(神奈川県横浜市)を誘致したと発表した。
同社は、半導体とディスプレイ製造装置の中古装置売買・改造・メンテナンスを主な事業としている。創業以来、国内外へ3万台以上の装置売買実績があり、半導体装置中古業界におけるTOP企業として世界中の半導体とディスプレイ製造工場で様々なエンジニアリングサービスを提供している。また、大学や企業の研究機関で多く採用されている先端薄膜関連装置の輸入・販売事業も行っている。
半導体とディスプレイ製造工場では数百台~千台以上の装置が稼働しており、1台の装置には数百種類の電子機器パーツが搭載されている。ひとつの電子機器パーツが故障すると工場全体が停止することになり、電子機器パーツの確保・修理が最重要課題となっている。
同社は、電子機器パーツ分野でも10万点以上の在庫を保有しており、多くの客先に販売しているが、今後の重要事業として電子機器パーツの修理事業の立上を計画しており、それに適した工場候補地が存在したことにより秋田市への進出を決定した。秋田市の拠点は「東北技術センター」として、国内外から依頼する電子機器パーツ修理拠点として事業を展開していく。
■ 新棟概要
進出場所:秋田市雄和石田字山田89-2
総投資額:20億円
用地:60,114㎡
建物:12,209㎡
事業内容:半導体、FPD製造装置の修理と販売
人員:現在3名
:操業時10名
:将来計画200名
着工:2023年10月
操業開始予定:2024年7月