三井化学、名古屋工場内に紙おむつ向け高機能不織布設備を増設
2016年4月18日
三井化学(東京都港区)は13日、紙おむつ市場の需要拡大に対応するため、名古屋工場に高機能不織布設備を増設すると発表した。
アジアの紙おむつ市場では、紙おむつ普及率の向上、及び中国の一人っ子政策の緩和等により、堅調に需要が拡大している。また昨今、特に高品質なプレミアム紙おむつ市場が急拡大しており、紙おむつメーカーは増産体制を強化している。
同社は紙おむつメーカーへの更なる安定供給を図るために、今般、高機能不織布設備の増設を決定。機能加工品拠点である名古屋工場に新設備を導入することにより、名古屋工場の技術力を活かした不織布加工技術の向上及びエンジニアリング体制の強化が期待出来る。
同社によると、今後もアジアにおける高機能不織布の需要増に対応し、製造設備の更なる増設も視野にいれるとしている。
■ 設備増設概要
所在地:愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地(名古屋工場内)
対象製品:高機能不織布(主に紙おむつ向け)
新設能力:15,000トン/年 (同社不織布設備の能力 : 94,000トン/年→109,000トン/年)
着工:2016年4月
完工予定:2017年11月
営業運転開始予定:2018年3月