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サトーホールディングス、フランスでラベル生産施設拡張

2024年1月10日

サトーホールディングスは12月28日、グループ会社のSATO France S.A.S.(以下:サトーフランス)が、フランス国内にあるラベル生産施設を拡張したと発表した。

 同プロジェクトは、生産ツールの最適化と同時にメイド・イン・フランスの品質を推進し、持続可能で責任ある方法を採用するというサトーフランスのコミットメントの一環として実施した。サトーフランスのラベル生産では2009年からの受注量が3倍以上に成長している。持続的な成長を見据えて生産能力を拡大しており、今回の施設拡大で対応可能な年間生産量はこれまでの1.5倍となる。

 今回の拡張工事では面積450㎡の物流倉庫も建設し、原紙の保管と移動がより合理的で効率的になる。原材料倉庫の近くにラベル生産設備を配置し、完成品の製品倉庫への移動もスムーズな動線としている。原材料の保管や移動のための面積が36パーセント増大し、移動ラックの導入で物流を効率化した。

 また、集約型の廃棄物排出システムの導入により、従業員の労働環境だけでなく生産性も向上している。環境への影響を軽減する取り組みとして、旧式のガスボイラーをセントラル空調設備に変え、ハイブリッド車用の充電ステーションを2つ設置することで、エネルギー転換へのコミットメントを実行している。

■ 設備投資概要

所在地:SATO France S.A.S.(フランス国内)
拡張面積:450㎡(物流倉庫)
事業内容:ラベルの生産
年間生産量:1.5倍

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