三菱電機、トルコにルームエアコンの新工場/年50万台製造
2016年4月18日
三菱電機(東京都千代田区)は13日、トルコにルームエアコンを開発・生産する新会社である三菱電機エア・コンディショニング・システムズ・マニュファクチャリング・トルコを設立し、2018年1月から生産を開始すると発表した。
同社は、欧州やトルコでの空調冷熱システム事業拡大のため、需要変動に対応した製品供給体制と、各国の嗜好・環境規制に合わせた製品開発など、さらなる現地化(ローカライゼーション)が必要と考えている。
また、トルコのルームエアコンの年間需要は約100万台と大きく、今後も人口の増加などにより、さらなる拡大が見込まれるとともに、周辺のバルカン諸国での需要拡大も期待されている。
今回、ルームエアコンの安定した国内需要と良好な人材採用・資材調達環境などから、トルコにルームエアコンを開発・生産する新会社を設立。
新会社は、同社空調冷熱システム事業のグローバル戦略を担う中核拠点として、生産・供給体制の強化と現地要求に基づいた製品開発を継続的に推進して現地化を加速し、事業拡大を図る。
■ 新工場概要
名称:三菱電機エア・コンディショニング・システムズ・マニュファクチャリング・トルコ(三菱電機 100%)
所在地:トルコ共和国 マニサ県 マニサ工業団地
投資額:約70億円
敷地面積:約60,000㎡
延床面積:約40,000㎡(1棟)
事業内容:ルームエアコンの開発・生産
生産能力:年間 50万台
人員:2020年度までに約400名を計画
生産開始予定:2018年1月