リバー、市原事業所でウレタンダスト成型固化ライン導入
2024年1月22日
TREホールディングスは18日、グループ会社のリバーが、市原事業所にウレタンダスト成型固化ラインを導入したと発表した。
市原事業所では、日本最大級の破砕処理能力により各種金属複合物の加工・処理を行うと共に、家電リサイクル法指定4品目の指定引取場所と再商品化工場として、TREホールディングスグループにおける家電リサイクルスキームの中核機能を担っている。
そうした中、同事業所では家電リサイクル対象品のうち、主に冷蔵庫のシュレッダー処理で、年間約2,000トンのウレタンダストを排出しており、再資源化率向上の取り組みが急務となっていたことから、処理過程で排出するウレタンダストをRPF(固形燃料)化するウレタンダスト成型固化ラインを導入した。
導入したラインは毎時1トンの処理能力を持つ。従来ダストとして未利用だったウレタンダストを石炭代替燃料として有効活用し、サーキュラーエコノミーの推進とCO2の削減に貢献する。
リバーでは、今回の取り組みを新設予定の「壬生事業所(仮称)」と並び、中長期的なダスト再資源化戦略を担う重要な投資と捉えている。
■ 設備投資概要
導入先:千葉県市原市八幡海岸通7-3(リバー(株)市原事業所)
投資額:3億円
主要設備:RPF製造機ライン(RPF製造機、製造ライン)
生産量:1トン/h(RPF)