ムラテックメカトロニクス、滋賀事業所に新生産棟建設
2024年1月22日
村田機械は15日、生産子会社のムラテックメカトロニクス 滋賀事業所(滋賀県蒲生郡竜王町)で、既存工場を建て替え、電装品の生産能力を強化する発表した。
滋賀事業所では、村田機械グループの各種FA製品向け制御盤などの電装品を生産している。近年の半導体需要の急上昇により、OHT(天井走行台車)を中心とした村田機械の半導体製造工場向け搬送システムの生産が拡大する中で、滋賀事業所で製造している同システム向け制御盤の生産能力拡充が課題となっていた。今後のさらなる需要拡大に対応するため、建て替えにより生産スペースを拡大させる。
ムラテックメカトロニクスは、制御盤やプリント基板などの電装品を担っていたムラテック竜王(現ムラテックメカトロニクス本社・滋賀事業所)とデジタル複合機の生産拠点だった村田機械大分工場(現ムラテックメカトロニクス大分工場)を統合し、2010年に設立した。大分工場(大分県豊後高田市)でも2023年3月に新棟を建設し、FA製品向けプリント基板の生産能力を増強している。
■ 新工場概要
所在地:滋賀県蒲生郡竜王町弓削37(滋賀事業所)
生産品目:電子基板や制御盤等の電装品
着工:2023年7月
稼働開始予定:2024年6月