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新田ゼラチン、米国ノースカロライナ州の工場閉鎖

2024年1月29日

新田ゼラチンは25日、連結子会社のニッタゼラチンユーエスエーInc.における生産活動を停止し、工場を閉鎖すると発表した。

 ニッタゼラチンユーエスエーは、北米市場と日本市場向けの需要に対応するため、2004年12月に米国ノースカロライナ州で設立され、豚皮ゼラチン、豚皮コラーゲンペプチドなどの製造販売を行ってきた。

 同社はこれまで生産体質と業務効率の向上に取り組んできたが、生産性の悪化や近年の米国におけるエネルギーコストと人件費の高騰など厳しい事業環境に加え、今後も市場の競争環境が厳しく、製品販売価格の低下が見込まれることから、北米事業をスリム化し、今後の成長分野にリソースを集中させるため、ニッタゼラチンユーエスエーの生産を停止する。

 ニッタゼラチンカナダInc.は豚皮ゼラチンの生産を継続して担う。また、北米の販売体制は従来と変更しないとしている。

■ ニッタゼラチンユーエスエーInc.概要

名称:ニッタゼラチンユーエスエーInc.
所在地:4341Production Dr,Fayetteville,NC28306,USA
事業内容:豚ゼラチン、豚・牛コラーゲンペプチドの製造
資本金:0千$
設立年月:2004年12月
大株主と持株比率:ニッタゼラチンホールディングInc.(同社100%子会社)100%
生産停止予定:2024年1月31日

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