スター精密、菊川工場のリニューアルと牧之原市に新工場
2024年2月13日
スター精密は9日、工作機械事業の菊川工場リニューアルに加え、牧之原市に新工場を建設すると発表した。
今回、スイス型CNC自動旋盤の世界的な需要拡大に対応するため、生産能力を増強する。また、高付加価値製品と最先端モデルの組立を行う新工場を国内に建設し、月産100台の体制を確立するとともに、地政学的なリスクへの対応力を強化する。
現在の工場棟は建設後35年以上を経過しており、地震等の災害への対応を強化してBCPの向上を図る。ロボットの導入等による自動化、DXの推進によるスマートファクトリー化を実現し、業務や生産効率の追求に加え、品質の向上とコスト削減を図る。
環境面では、サステナブル工場の実現に向け、太陽光パネル等の設置と環境に配慮した設計・設備の導入を進める。こうした取組みによりZEB認証の取得を目指し、持続可能な社会の実現に貢献する。
■ 設備投資概要
【菊川工場リニューアル】
名称:菊川南工場(仮称)
所在地:静岡県菊川市三沢(現菊川工場の敷地内)
総事業費:約100億円
建築面積:約10,300m2(約3,120坪)
延床面積:約13,700m2(約4,150坪)
構造概要:鉄骨3階建
機能:コア部品の製造
着工予定:2024年7月
稼働開始予定:2025年11月
【新工場概要】
名称:牧之原工場(仮称)
所在地:静岡県牧之原市布引原
総事業費:約50億円
建築面積:約6,900m2(約2,090坪)
延床面積:約9,100m2(約2,760坪)
構造概要:鉄骨2階建
機能:最先端モデルの本体組立
着工予定:2025年5月
稼働開始予定:2026年7月