アーレスティは8日、インド生産拠点である Ahresty India Private Limited（以下：アーレスティインディア）が電動車向け部品生産体制を強化するため、工場増築と新規生産設備を増設すると発表した。

　アーレスティインディアは、主にガソリン車向け部品を生産しており、2023年度の売上高は過去最高が見込まれている。EV,HEV等の電動車向け部品の新規受注増加に対応して生産体制を強化し、拡大を続けるインド自動車市場とともにさらなる成長を目指す。

　アーレスティグループは長期経営計画「10年ビジネスプラン」で、電動車向け部品中心の事業ポートフォリオへの着実なシフトを注力項目とし、2030年度の電動車搭載部品売上高比率55％を目標に掲げている。カーボンニュートラルへの対応や自動車電動化、モビリティとしての自動車の役割など、外部環境の大きな変革を進化のチャンスと捉えている。