三菱マテリアル、香川・直島製錬所第2金銀滓センターを竣工
2016年4月20日
三菱マテリアル(東京都千代田区)は14日、香川県香川郡直島町に建設を進めていた直島製錬所第2金銀滓センターが竣工したと発表した。
今回、金銀滓(E-Scrap)の受入サンプリング設備、分析設備、処理設備などの増強により、金銀滓受入・処理能力はグループ企業である小名浜製錬と合わせて、現行比で約3万トン増となる約14万トン/年となり、世界最大になる。
直島製錬所は、業界No.1の環境負荷低減を実現したユニークな銅製錬技術である三菱連続製銅法を強みに、金銀滓の受入・処理事業の拡大を進め、2010年度に約3万トン/年であった受入・処理量を、2014年度には約8万トン/年にまで伸ばしていたが、約50億円を投じて約11万トン/年に増強した。
同社が取り扱う金銀滓は主に、金・銀・銅・パラジウムなどの有価金属を多く含有している各種電子機器類の廃基板だが、環境意識の高まりを背景として、その発生量は国内外で拡大基調にあり、今後もさらなる処理量の拡大を図るとしている。
■ 新工場概要
所在地:香川県香川郡直島町4049番地1
投資額:約50億円
事業内容:金銀滓の受入・処理事業
受入・処理量:約11万トン/年
新規雇用者数:約43名
竣工:2016年4月
稼働予定:2016年5月