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住友建機、横須賀市に新工場建設/65億円投資

2024年2月20日

住友建機は14日、親会社である住友重機械工業の横須賀製造所内に、油圧ショベルを製造する新工場を建設すると発表した。

 住友建機の千葉工場では、近年油圧ショベルの受注好調が続き、高水準の生産と製品納期の長期化が顕著な状況で、既に千葉工場の敷地面積からは増産の余地が少ないことが課題となっていた。

 新工場では、生産工数のかかる35トン以上の大型ショベルと運転席が持ち上がるタイプの応用機ショベルの生産を予定し、2025年8月から住友建機の国内第二工場として稼働させる。新工場稼働により、千葉工場では中小型ショベルの生産に特化させる。これにより生産効率が向上し、2工場合わせた生産台数を最大化させる計画。

■ 新工場概要

所在地:神奈川県横須賀市夏島町19番地(住友重機械工業 横須賀製造所内)
投資額:約65億円(工場建物、生産設備)
建屋面積:22,000㎡
生産機種:35t~80tの標準ショベル4機種
    :12t~45tのエレベータ仕様ショベル5機種
生産台数:ショベル2,000台(年間)
従業員数:約225名(予定)
操業開始予定:2025年8月

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