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帝人リジェネット、千葉県柏市の再生医療CDMO拠点が稼働

2024年2月22日

帝人は14日、再生医療CDMO(開発製造受託機関)事業を担う帝人リジェネットの拠点「柏の葉ファシリティ」を千葉県柏市に設立し、稼働を開始したと発表した。

 帝人は、2021年に日本の再生医療のパイオニアである(株)ジャパン・ティッシュエンジニアリング(以下:J-TEC)との資本提携を経て、再生医療CDMO事業に参入。2022年には、日本におけるライフサイエンスの新拠点「柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)」に、再生医療等製品の研究・開発から、事業計画策定、商用生産までの過程をワンストップで実現する柏の葉「再生医療プラットフォーム」の構築を開始し、さらに2023年8月には、再生医療CDMOを専業とする帝人リジェネットを設立した。

 帝人リジェネットは、帝人の医薬品・医療機器の研究開発や製造に関する技術力と、J-TECの再生医療等製品における製品設計や安定製造技術構築などのノウハウを活かし再生医療CDMO事業を展開している。今回本格稼働を開始する「柏の葉ファシリティ」は、柏の葉「再生医療プラットフォーム」で、研究開発シーズの製法開発を支援するCDO拠点(製法開発受託機関)としての役割を担う。

 帝人リジェネットの再生医療CMO(製造受託機関)事業の拠点である「岩国ファクトリー(山口県岩国市)」は、2024年7月に商用生産の設備が完成する予定。

■ 施設概要

名称:柏の葉ファシリティ
所在地:千葉県柏市柏の葉6-6-2
機能:再生医療CDO(開発受託機関)
床面積:800㎡
準拠法:再生医療等の安全性の確保等に関する法律(安確法)
   :治験薬の製造管理、品質管理等に関する基準(治験薬GMP)
稼働開始:2024年2月14日

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