山一電機、佐倉事業所第2棟が完成/半導体テストソケット・コネクタ増産
2024年2月26日
山一電機は9日、佐倉事業所(千葉県佐倉市)敷地内で第2棟が完成し、竣工式を行ったと発表した。
佐倉事業所は、半導体テストソケットやコネクタの生産拠点として、1986年から稼働している。今回、世界的な半導体需要の拡大による半導体テストソケットの安定供給と、コネクタソリューションの多様化する顧客ニーズへの迅速な対応を目指し、第2棟を建設した。
新棟では、1階をプレスエリア、2階をめっきエリアとし、材料搬入からプレス、洗浄、熱処理、めっき、梱包まで、生産の流れを効率的に行えるレイアウトとしている。
環境面では、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)で5段階評価の最高ランクを獲得し、「ZEB Ready」認証を取得。外皮の高断熱化や高効率な省エネルギー設備を備えている。
加えて、新棟の屋根には580枚の太陽光発電パネル(パネル発電量:約333.5kW)を設置する予定。太陽光パネルとNAS電池を併用したエネルギーマネジメントシステムにより、電力会社からの買電時と比較し、年間約190トンのCO₂を削減できる見込み。
■ 新工場概要
所在地:千葉県佐倉市大作1-4-1
投資総額:約15億円
敷地面積:52,327㎡
建築面積:3,121㎡
延床面積:5,550㎡
構造:鉄骨造地上2階建て
用途:部品生産(プレス/めっき)
工事期間:2023年2月1日~2024年1月31日
竣工日:2024年1月31日