日立エナジー、ドイツの変圧器工場を増強
2024年2月27日
日立エナジーは22日、ドイツのバート・ホンネフにある変圧器工場を増強すると発表した。
投資額は3,000万ユーロ超で、同工場の作業面積を15,000平方メートル超に拡張する。製造プロセスも強化することで、工場全体の製造能力と業務効率を向上させる。新規雇用は最大100名を計画する。
2050年の世界の電力システムには、2020年と比較して約4倍の発電容量と、最大3倍の送電容量が予想されている。今回、欧州におけるクリーンエネルギーへの転換を支える変圧器の需要増加に対応するため、工場を増強する。完了は2026年を予定している。
日立エナジーは昨年、スウェーデンにおける製造能力を拡大させ、今後2年で約2,000人の新規雇用を発表。さらに、スペインの電力変換・制御ソリューションサプライヤーであるeksエナジーと、イタリアのモビリティ・産業向け電力機器メーカーであるコエットを買収している。
■ 設備投資概要
所在地:ドイツ・バート・ホンネフ
投資額:3,000万ユーロ超(約49億円)
拡張面積:15,000平方メートル超(作業面積)
新規雇用予定:最大100名
完成予定:2026年