岩谷産業、タイ・インドネシアで冷媒充填工場を新設増強
岩谷産業は2月29日、タイとインドネシアに冷媒工場をそれぞれ新設・増強し、2024年1月から稼働を開始したと発表した。
タイは東南アジアで最大の冷媒市場であり、エアコン、冷蔵庫、自動車業界で地球温暖化係数の低い冷媒への需要が増加している。泰国岩谷会社では、既存のバンコクガスセンターに新たに冷媒充填設備を設け、これまでの冷媒の輸入販売に加えて充填販売、冷媒の回収・再生事業を展開する自動車メーカーからの環境配慮品ニーズに応えるだけでなく、空調メーカーとの既存事業とのシナジーを生かし、冷媒事業の拡大を目指す。
インドネシアでは、人口増加や所得水準の上昇に伴い冷媒を含む内需が拡大していることに加え、現地生産化が急速に拡大している。イワタニインダストリアルガスインドネシア会社では、既に冷媒の充填・販売事業を実施しているが、今後の需要拡大に備えガス充填設備を増強すると共に、新たに冷媒の回収・再生事業も開始することで取扱品目を拡大する。
■ 設備投資概要
【泰国岩谷会社】
工場住所:Samutsakorn Industrial Estate 1/68 Moo 2, Tambol Thasai, Amphur Muang, Samutsakorn,74000(バンコクガスセンター)
生産能力:充填設備 2,000t/年
:再生品 150t/年
稼働開始:2024年1月
【イワタニインダストリアルガスインドネシア会社】
工場住所:Kawasan Industri KIIC Lot A-12, Teluk Jambe, Karawang, 41361, Indonesia
生産能力:充填設備2,000t/年
:再生品300t/年
稼働開始:2024年1月