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キャタラー、米国・ノースカロライナ州の新工場が稼働

2024年3月7日

キャタラーは5日、CATALER NORTH AMERICA CORPORATIONが、北米キャタラーのサテライト工場(以下:ヒッコリープラント)を新設し、今年2月に操業を開始したと発表した。

 今回、北米市場におけるスポーツ多目的車(SUV)をはじめとするエンジン搭載車向け触媒の需要が高まる中、生産能力を高める。

 主力製品である自動車用排出ガス浄化触媒の生産数はヒッコリープラント稼働前からグループ最大であったが、厳格化する排出ガス規制やハイブリットなどの複雑化するエンジンシステムに対応した最新触媒への需要が高まりに対応するため、ヒッコリープラントを新設し、生産能力を増強する。

 ヒッコリープラントに導入する製造設備には自動化を取り入れ、より複雑化する触媒を製造できる最新技術を織り込んでいる。また、LED照明による電気消費量削減などの環境負荷に配慮したカーボンニュートラルに貢献できる工場とする。加えて、北米キャタラー本社工場が自然災害などの被害を受けた際のバックアップ工場としての役割も果たし、キャタラーグループ全体で構築している事業継続マネジメント(BCM)体制を更に強化した。

■ 新工場概要

所在地:1761Trivium Pkwy, Newton, NC 28658
敷地面積:9万平米
主な製造ライン:自動車用触媒
竣工日:2022年9月
操業開始:2024年2月

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