小林製薬、中国・安徽省の新工場が竣工
2024年3月18日
小林製薬は15日、100%子会社合肥小林日用品有限公司に新工場を建設し、竣工式を行ったと発表した。
小林製薬グループは、2030年グループ連結売上高2,800億円(うち国際事業900億円)を目指し、海外への製品提供力の強化を含め、多岐に渡り取組みを強化している。
中国では、感染症の流行により「熱さまシート」の需要が増加しており、「カイロ」の配荷も中国内で拡大している。
今回、中国内における人件費高騰を見据え、人手に極力頼らない生産工程の見直しや、積極的に新製品の導入にチャレンジできる経営環境を構築するため、合肥小林日用品に新工場を建設。主力品である熱さまシート・カイロを伸長させることで中国での売上拡大を目指す。
新工場では、デジタル化と自動化を導入することで、生産性向上・品質向上・予防保全・環境モニタリング等を素早く改善させることが可能となる。加えて、材料受入・払出・生産・出荷までの一連の流れが効率化された「ものづくりのスマート化」を目指すことで生産効率を最大化し、多様な新製品の生産導入へ積極的にチャレンジできる工場とする。
■ 新工場概要
所在地:安徽省合肥市高新区习友路4479号
投資規模:約60~90億円
建築概要:新工場(延床面積:50,881㎡ 建築面積:15,912㎡)
生産能力:約2,200万製品(冷却シート、カイロ、芳香剤等)
竣工:2023年12月25日
稼働予定:2024年4月中旬