丸五ゴム工業、タイに新工場/自動車用防振ゴム製造
2016年4月22日
工業用ゴム部品の製造販売を行う丸五ゴム工業(岡山県倉敷市)は18日、タイに自動車用ゴム部品を生産する新拠点を建設すると発表した。
同社はこれまで、中国・東南アジアに拠点を持つ自動車メーカーに対し、部品供給体制の強化を図ってきたが、タイでは15年12月にアセアン共同体も発足し、今後市場としても生産拠点としてもニーズが拡大し、重要度が増してきていることから新設を決定した。
今後、タイに保有している販売拠点の社名を一新し、生産機能も持たせることにより、アセアン域内最大の自動車生産国であるタイに進出している自動車メーカーをはじめとする各取引先へ、更なる部品供給体制の充実を図る。
これにより、同社の海外生産拠点は米国、中国、インドネシア、インドにタイを加え5拠点体制となる。
また、フィリピンでも今後日系自動車メーカーの増産が予想されることから、現地部品メーカーとの技術支援契約(T/A契約)を締結し、同社からの技術供与により高品質の自動車部品を供給できる体制を整えるとしている。
■ 新工場概要
会社名:Asian Rubber Parts Co., Ltd.(6月より Marugo Rubber (Thailand) Co., Ltd. へ改称予定)
所在地:タイ国 チョンブリ県 アマタナコン工業団地内
敷地面積:約20,000㎡
建屋面積:約5,700㎡
事業内容:自動車用防振ゴム・エアホースの製造販売
完成予定:2016年12月
生産開始予定:2017年9月