シグマ光機、能登工場の増築・リノベーション工事完了
シグマ光機は11日、能登工場(石川県羽咋郡志賀町)におけるリノベーション工事と増築工場棟が竣工し、建設会社からの引渡しが完了したと発表した。
当初計画では、2024年4月からの増築工場棟の稼働開始を目指して、既存工場棟・増築工場棟への建物附帯設備や各種通信設備、生産設備等の導入を進める予定だったが、「2024年能登半島地震」により、現時点で計画の進捗に遅れが生じている。
能登工場は、既存工場棟・増築工場棟の一部の建物附帯設備と一部の生産設備等に被害が生じたが、建屋への従業員の立入りに制限はなく、一部の加工設備は引き続き復旧に努めているものの、工場業務は概ね再開している。被害が生じた一部の建物附帯設備と一部の加工設備については、修繕計画を現在精査しており、順次対応していく。
また、増築工場棟での高品質・高付加価値の光学素子・薄膜製品や光学モジュール・光学システム製品の生産によるオプト・メカ・ファクトリー化に向けた設備投資計画も、一部の建物附帯設備と一部の加工設備の修繕計画が決定次第、併せて実施する予定。そのため、現時点で増築工場棟の正式な稼働開始日は未定となっている。
■ 新工場概要
名称:能登工場既存棟の増築・リノベーション工事
所在地:石川県羽咋郡志賀町若葉台61-2(能登中核工業団地内)
総投資額:約4.45億円(建物のみ)※竣工時点の総投資額
延床面積:1,276.45㎡(増築部分のみ)
構造・規模:鉄骨造地上2階(増築部分のみ)
用途:高品質・高付加価値の光学素子・薄膜製品や光学モジュール・光学システム製品の生産によるオプト・メカ・ファクトリー化と光学基本機器製品の生産体制の増強
着工:2023年4月
竣工:2023年12月
稼働開始:未定