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東亞合成、横浜工場に60億円投資

2024年4月15日

東亞合成は11日、横浜工場(横浜市鶴見区)で高純度液化塩化水素の製造設備を増強すると発表した。

 同社の高純度液化塩化水素は、半導体製造に使用する化学品として、高品質や安定供給が評価され、広く利用されている。半導体需要は2024年後半からの回復が予想され、その後も長期的な成長が見込まれるため、継続的に設備増強を進めている。

 今回、横浜市企業立地促進条例による助成金の交付を受け、今まで以上に高品質な高純度液化塩化水素の製造を可能とするため、製造条件の最適化や高効率化などの先進的な製造技術に基づいた設備を導入する。

 同社は、半導体・電子材料分野を2025年の中期経営計画で重点領域として位置づけており、今後もこの分野の製品強化と情報インフラ技術の革新に向けた取り組みを進めていく方針。

■ 設備投資概要

設置場所:横浜市鶴見区末広町一丁目7番地(横浜工場)
投資額:60億円
製造品目:高純度液化塩化水素
製造能力:非公開
完成予定:2025年

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