MeijiSeikaファルマ、足柄事業所に新工場/mRNAワクチン国内一貫生産
2024年4月17日
MeijiSeikaファルマは15日、神奈川県小田原市の足柄事業所に新工場を建設すると発表した。
同社は、mRNA技術の有用性を踏まえ、(株)ARCALISと連携し次世代mRNAワクチンの原薬から製剤までを国内で一貫製造できる体制の構築を進めている。
既に進捗している福島県南相馬市での事業に加え、昨年採択された「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」の補助金により、製剤生産能力を増強することで、有事の際に日本国民が必要とするパンデミック対応ワクチンを生産・供給可能にする。
平時では、昨年11月に世界で初めて承認された新型コロナウイルス感染症に対する次世代mRNAワクチン「コスタイベ筋注用」を製造する計画。
■ 新工場概要
所在地:神奈川県小田原市栢山788(足柄事業所)
事業内容:次世代mRNAワクチン「コスタイベ筋注用」の製造
【製剤製造棟】
建築面積:3,714.45㎡(予定)
構造:地上3階建
設備:液調製設備(LNP含)、充填設備、凍結乾燥設備、包装設備
【倉庫棟】
建築面積:1,918.46㎡(予定)
構造:地上1階建
設備:原料・資材倉庫、製品倉庫
工場稼働開始予定:2028年