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JSP、インドとメキシコに新工場建設

2024年5月7日

JSPは4月30日、インドとメキシコに新工場を建設すると発表した。

 両地域では、自動車部品用途をはじめとして「ARPRO」(一般名︓発泡ポリプロピレン(EPP))の需要の拡大を見込んでいる。生産拠点の新設により、世界22拠点でARPROの生産が可能となる。

 インドでは2010年に現地法人JSP Foam India Pvt.Ltd.を設立し、工場の建設を計画していたが、成長速度が緩やかであったことから工場建設は延期していた。
今回、自動車市場の拡大とともに、主に自動車部品向け製品の需要拡大が見込まれることや、非自動車部品の分野に関しても成長が期待されることから、インドのプネに新工場の建設を決定した。インドでの生産拠点開設は同社初であり、現地生産することで、同国でのさらなるシェア拡大を図る。

 また、同社は現在、メキシコのメキシコ州トルーカに工場を保有しているが、米国における人件費高騰やチャイナリスクを背景に、近年多くの自動車メーカーが同国へ進出しており、現在の生産体制では今後ARPROの供給が不足する見込み。
今回、需要地に近い米国国境付近のラモス・アリスペにメキシコ第2の生産拠点を新設する。新工場の建設により、ARPROの安定供給体制を構築する。

■ 新工場概要

【インド プネ工場】
所在地:インド・マハラシュトラ州プネ
敷地面積:4,200㎡
事業内容:「ARPRO」の製造販売
稼働開始予定:2024年10月

【メキシコ ラモス・アリスぺ工場】
所在地:メキシコ・コアウイラ州ラモス・アリスぺ
敷地面積:14,000㎡
事業内容:「ARPRO」とその成型品の製造販売
稼働開始予定:2025年第1四半期

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