タムラ製作所、メキシコで大型トランス・リアクタの増産
2024年5月10日
タムラ製作所は4月26日、大型トランス・リアクタを生産するメキシコの連結子会社Tamura Power Technologies de Mexico SA. DEC. V.(以下:メキシコ工場)の生産能力を増強すると発表した。
北米では、気候変動対策のための再生可能エネルギー関連需要の拡大や、生成AIの広がりによるデータセンター関連需要の拡大が続いている。同社の大型トランス・リアクタは、大規模風力設備や太陽光発電設備、データセンターの電源システムなどに使用されており、北米市場向けについてはメキシコ工場で生産している。
増加する受注に対応するため、2023年にメキシコ工場の同製品生産能力を約1.5倍に引き上げる拡張工事を行い、2024年3月から本格生産を開始した。
加えて、データセンター関連需要が活況を呈していることもあり、現工場の近隣地に追加で建屋を準備し、生産能力を更に一段引き上げる。追加投資額は約100万USDで、2024年後半の稼働を計画している。
■ 設備投資概要
会社名:Tamura Power Technologies de Mexico SA. DEC. V.
事業内容:大型トランス・リアクタの製造
生産能力:約1.5 倍
本格生産開始:2024年3月
【追加投資】
投資額:約100万USD(約1.5億円)
稼働開始予定:2024年後半