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レゾナック・ガスプロダクツ、液化炭酸ガス増強設備の竣工

2024年5月13日

レゾナック・ガスプロダクツは7日、川崎工場の液化炭酸ガスとドライアイス(以下:炭酸製品)の生産能力と貯蔵能力増強工事が竣工したと発表した。

 炭酸製品は、食品加工・包装用や飲料用、低温輸送・保管用途、電子部品製造を含む工業用途など幅広い分野で使用されている。近年、炭酸製品の原料に使用できる原料用炭酸ガス供給元の減少や操業度低下により、恒常的に需給が逼迫している。

 同社は、親会社のレゾナック川崎事業所で行っている使用済みプラスチックのケミカルリサイクル事業で発生する炭酸ガスを原料としている。今回、炭酸製品の安定供給源として有効活用を進めるとともに、液化設備の増強と貯槽タンクの増設により、安定供給体制を強化する。

 国内の原料用炭酸ガスの供給事情は今後も厳しい状況が予想されるため、原料ガスの探索、確保に向けた取り組みを継続するとともに、炭酸製品の安定供給体制のさらなる強化を目指す。

■ 設備投資概要

所在地:神奈川県川崎市川崎区扇町7-1 (川崎工場内)
生産能力の増強:炭酸ガス液化設備の更新と能力増強 3万トン/年
貯蔵能力の増強:1千トン貯槽×2基 計2千トン

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