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横浜ゴム、三島工場でモータースポーツタイヤ増産

2024年5月15日

横浜ゴムは14日、三島工場(静岡県三島市)で18インチ以上のモータースポーツタイヤ生産ラインを拡張すると発表した。

 投資額は約38億円で、生産能力を現状比135%まで引き上げる。拡張する生産ラインは2024年第3四半期に着工し、2026年末の生産を開始、2027年第3四半期からのフル稼働を計画する。

 横浜ゴムは国内外のモータースポーツ市場で高性能タイヤ「ADVAN(アドバン)」の拡販を進めている。高い市場評価を背景に増加する受注に対し慢性的に供給が不足しており、今後さらなる需要増加も期待されることから、今回の拡張を決定した。拡張により、モータースポーツ市場で高い評価を得ている「ADVAN A052」などの販売拡大を予定している。

 横浜ゴムは2024年度から2026年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2026」のタイヤ消費財戦略で高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。また、各地域の市場動向に沿った開発・供給・販売体制などを強化する「商品・地域事業戦略」を推進している。

■ 設備投資概要

所在地:静岡県三島市南二日町8-1(三島工場)
投資額:約38億円
生産品目:モータースポーツタイヤ(18インチ以上)
生産能力:現状比135%
着工予定:2024年第3四半期
生産開始予定:2026年末
フル稼働開始予定:2027年第3四半期

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