信越化学工業、中国にシリコーン製品の新工場建設
2024年5月17日
信越化学工業は15日、シリコーン事業の拡大に向け、中国の浙江省に新会社「信越有机硅(平湖)有限公司」の設立とシリコーン製品の新工場を建設すると発表した。
信越化学は、中国におけるシリコーン製品への需要に対応するため、2002年に浙江省に「浙江信越精細化工有限公司」(以下:浙江信越)を設立。2003年からシリコーン製品を生産している。
一方で、拡大し続ける中国国内の需要を見据え、生産能力の増強、生産品目の拡大、工場の建物、設備の更新について検討した結果、同じく浙江省内に用地を取得し、新工場を建設する。浙江信越の現工場の生産機能も新工場に移転する。
新工場は、浙江省平湖市の独山港経済開発区に建設。用地面積は4万㎡で、現工場の2倍の敷地面積となる。新工場では既存の汎用シリコーンエマルジョン製品のほか、機能性のシリコーンエマルジョンや環境配慮型シリコーン製品などの高機能品を生産する計画で、2026年2月の完成を目指す。投資額は事業用地の取得も含め約21億円を見込む。
■ 新工場概要
所在地:中国・浙江省(独山港経済開発区)
投資額:約21億円(事業用地の取得も含む)
用地面積:4万m2 (将来拡張予定地2万m2を含む)
生産品目:汎用シリコーンエマルジョン製品のほか、機能性のシリコーンエマルジョンや環境配慮型シリコーン製品などの高機能品
完成予定:2026年2月