日清製粉、鶴見工場に100億円投資
2024年5月17日
日清製粉グループ本社は15日、日清製粉鶴見工場(川崎市)の敷地内に原料小麦サイロを増設すると発表した。
国際情勢の影響で食料安全保障が課題となる中、日本での小麦粉の安定供給の重要性が増している。これに対応するため、原料小麦の保管能力を強化し、持続可能な安定供給基盤をさらに強固にすることが求められている。
同社の基幹工場である鶴見工場は、大消費地である首都圏と関東・東北へ小麦粉を出荷する日本最大の臨海大型工場で、大型穀物本船の接岸が可能な自社の専用岸壁と原料小麦サイロも有している。
今回、新たな原料小麦サイロを増設することで、省人化や効率化を図るとともに、自然災害に備えた供給体制を更に強固にするため、需要に即した原料小麦の確保と保管と安定供給を推進する。
■ 設備投資概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区大川町3-1(鶴見工場)
投資額:約100億円
増設収容力:47,000トン
着工予定:2025年5月
完工予定:2028年