中野製薬、滋賀県草津市の新工場竣工
2024年5月20日
頭髪化粧品などを製造する中野製薬(京都市)は13日、親会社のNAKANOホールディングスが頭髪化粧品と医薬部外品製造の新工場を建設したと発表した。
新工場は滋賀県草津市の現工場の隣地に建設。化粧品GMPに準拠した設計で、高効率で従業員負荷を低減する自動化設備を導入する。調合・充填室はクリーンルームを導入し、生産工程に求められる衛生レベルに応じたゾーニングを実現する。また、製造実行システム(MES)を導入し、多品種変量生産のノウハウをITシステムで管理。生産プロセスを最適化することで、製品品質の安定を目指す。
環境面では、CASBEEのAランク取得を目指し、環境負荷低減に努める。また、処理した水を脱水機の洗浄水に使用し、水の使用量を抑えるエコシステムを独自で設計。自在な生産(変種変量生産)を支える排水処理技術により、水質汚濁の防止、排水量の削減、処理に要するエネルギーの削減に取り組む。
■ 新工場概要
所在地:滋賀県草津市南山田町63番地の1
敷地面積:約16,800㎡
延床面積:約8,500㎡
建築面積:約6,000㎡
竣工:2024年4月