科研製薬、静岡県藤枝市に新工場建設
2024年5月21日
科研製薬は17日、静岡県藤枝市の静岡工場内に、発酵農薬原体の製造工場を建設すると発表した。
投資額は約100億円で、延床面積2,880㎡の3階建ての建屋を建設する。2025年11月の着工、2027年11月の稼働開始を予定している。
今回、発酵農薬原体の一貫製造設備を建設し、今後の需要拡大が見込まれる欧米等への海外輸出にも対応する。
世界的なSDGsの取り組みが高まる中、農薬業界では環境や健康への影響を考慮した製品開発への注力が必要とされている。より効果的で安全な化学物質の開発や天然物農薬への期待が高まっており、同社は、微生物由来の天然物質農薬「ポリオキシン」の成長戦略を柱とした価値の最大化を進めていく方針。
■ 新工場概要
所在地:静岡県藤枝市源助301(静岡工場)
投資予定額:約100億円
敷地面積:2,800㎡(自社所有地内)
建築面積:1,038.5㎡
延床面積:2,880㎡
建物:3階建て
事業内容:発酵農薬原体の製造
着工予定:2025年11月
竣工予定:2027年7月
稼働開始予定:2027年11月