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古河電気工業、三重事業所に半導体製造工程用テープ第2工場

2024年5月22日

古河電気工業は15日、三重事業所に第2工場を新設し開所式を行ったと発表した。

 同社では、コア技術のひとつであるポリマー技術を活かして半導体製造工程に用いられる仮固定用テープと接着用テープを製造している。多様な分野や製品におけるデジタル化の進展、また生成AI向け需要の高まりもあり、半導体の需要は長期的に拡大し、さらに高性能化が予想されている。

 今後も高まる需要に対して高品質な製品を安定供給するため、三重事業所に第2工場を新設した。半導体製造工程用テープの製造工場としては、平塚工場、三重第1工場に続き3番目となる。三重第1工場では2023年4月から使用電力の100%を実質的再生可能エネルギー由来電力に切り替え、スコープ2として排出するCO2を削減している。これに加え、新工場では建屋の屋根に太陽光発電設備(オンサイトPPA)を設置し、使用電力の一部をまかなうことでさらなる環境負荷軽減を実現する。量産開始は2025年4月を予定している。

■ 新工場概要

所在地:三重県亀山市能褒野町20番地16(古河電工 三重事業所内)
設備投資額:約70億円
新工場延床面積:8,000㎡
着工:2022年9月
開所式:2024年5月15日
量産開始予定:2025年4月

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