オリンパス、青森オリンパス内の新工場棟を竣工
2016年4月27日
オリンパスは25日、医療用内視鏡を製造する青森オリンパス(青森県黒石市)に新棟を建設したと発表した。
投資額は約27億円。16年4月25日に竣工し、16年9月末より本格稼動する予定。稼働後は既存棟の改修を行う。
工場内は、製造ラインの集約と拡張により、生産効率の向上を図り、盤石な生産体制を実現する。また、外壁を二重にすることで、建屋の防虫防鼠対策と、塵や埃のないクリーンルーム環境を徹底する。
すべての照明にLEDを採用、フリークーリング(中間期や冬期に冷却塔を用いて冷水を製造するシステム)を採用するなど環境に配慮した設計となっている。
さらに、ユーティリティースペース(休憩所)の新規設置、乗用エレベーターを設置することで従業員の働きやすさを向上させる。
■ 新工場概要
所在地:青森県黒石市追子野木2丁目248-1
投資額:約27億円
延床面積:約9,000㎡
構造:鉄骨構造2階建て1棟、耐震構造
竣工:2016年4月25日
本格稼働予定:2016年9月末
◇ 既存棟改修概要
改修内容:食堂の改築(座席数を約2倍に増加)
:パウダールームの新規設置
:大会議室の新規設置(最大100人収容可能)
:多目的トイレ設置
:正面玄関前の車寄せに、屋根を設置
:正面ロビー内の製品展示スペースを拡大
改修後の既存棟フロア構成:2F 生産区域、非生産区域
:1F 非生産区域(食堂や更衣室、技術部門など)
着工予定:2016年10月
完成予定:2017年7月