スズキ、タイの四輪車工場を閉鎖
2024年6月11日
スズキは7日、グローバル生産体制の見直しの一環として、タイの四輪子会社スズキ・モーター・タイランド社(以下:SMT)の工場を2025年末までに閉鎖すると発表した。
タイの四輪工場は、2007年にタイ政府のエコカープロジェクトの承認を受けて、2011年にSMTを設立、2012年に現地での生産を開始した。ピーク時には輸出を含め年間6万台を生産していたが、世界的な脱炭素化、電動化への対応を進める中で、グループ内のグローバル生産拠点の最適化を図るため、SMTの工場を2025年末までに閉鎖する。
SMTは工場閉鎖後もアセアン域内や日本・インドの工場で生産された完成車を輸入し、タイ国内での販売とアフターサービスを継続する。また、タイ政府の推進するカーボンニュートラルの目標達成に貢献するため、今後もハイブリッド車などの電動車を投入する計画。
■ スズキ・モーター・タイランド社概要
所在地:ラヨーン県プルックデーン地区
設立:2011年8月
資本金:126億8,187万バーツ(スズキ出資比率100%)
従業員数:約800名
生産車種:スイフト、シアズ、セレリオ
生産実績:2023年度7,579台
販売実績:2023年度タイ国内販売10,807台、輸出1,272台
生産開始:2012年3月
工場閉鎖予定:2025年末まで