協和キリン、米国にバイオ医薬品新工場/830億円投資
2024年6月12日
協和キリンは10日、米国ノースカロライナ州サンフォードに新工場を建設すると発表した。
今回、最大5億3000万ドル(約831億円)を投じて2つのバイオリアクターを有する工場を建設する。延床面積は約16,000㎡で、着工は2024年第3四半期を予定している。
アンメットメディカルニーズ(有効な治療方法がない疾患に対する医療ニーズ)の高い疾患を持つ患者へ迅速に提供するため、新生産施設でバイオ医薬品開発・製造をさらに加速させる。
新生産施設では、今後の協和キリンの臨床試験用治験薬や上市品として、次世代抗体等の革新的バイオ医薬品を生産する。よりレジリエンス高く効率的な供給ラインを創出することで、グローバルな環境変化に柔軟に対応する。また、将来的に開発活動の進捗によるポートフォリオ拡張のニーズに対応するための施設拡張も可能となっている。
■ 新工場概要
所在地:米国ノースカロライナ州サンフォード
投資額:最大5億3000万ドル(約831億円)
延床面積:15,951㎡(171,700-square-foot)バイオリアクター2基
敷地面積:303,514㎡
特徴:次世代抗体等の革新的バイオ医薬品生産拠点
着工予定:2024年第3四半期
竣工予定:2027年