ソフトバンク、シャープ堺工場にAIデータセンター構築
2024年6月17日
ソフトバンクは7日、シャープと堺市にある液晶パネル工場関連の土地と建物を活用した大規模なAIデータセンターの構築に向けて、基本合意書を締結したと発表した。
ソフトバンクは、シャープ堺工場の敷地面積全体の約6割に当たる約44万㎡の敷地と延べ床面積約75万㎡の建物に、受電容量が約150メガワット規模のデータセンターを構築する。将来的には、受電容量を400メガワット超の規模まで拡大する見込み。
ソフトバンクは、シャープ堺工場の土地や建物、電源設備、冷却設備などを譲り受けることで、データセンターの早期構築を図り、2024年秋ごろに着工して2025年中の本格稼働を目指す。
データセンターは、生成AIの開発とその他のAI関連事業に活用する他、社外からのさまざまな利用ニーズに応えるため、大学や研究機関、企業などに幅広く提供する。環境負荷が低いデータセンターとして、クリーンエネルギーの活用も検討していく。
■ 設備投資概要
所在地:大阪府堺市堺区匠町1番地(シャープ堺工場)
受電容量:約150メガワット規模
着工予定:2024年秋ごろ
本格稼働開始予定:2025年中